リュシーメソッドで得たもの
僕の弟子が書いた文章です。読んでみてください。
リュシーメソッドで得たもの
音楽を表現するということは具体的にどういうことなのか。
僕はそれをリュシーメソッドを通してはっきりと掴み、かつ、「自分一人の力」で実践できるようになった。
普通レッスンでは自分が演奏し、先生から演奏のしかた・強弱のつけ方・ルバートのしかたなどを教わるが、では「なぜその強弱になるのか・なぜそのようなルバートが起こるのか」を1から教えてもらえるようなレッスンは日本においては皆無と言ってもいいだろう。
しかしリュシーメソッドでは、その「なぜそうなるか」を学ぶことができる。
音楽を表現するということは、楽譜に書いてあることをそのまま演奏することではない。
リュシーメソッドで学ぶ表現の本質とは、楽譜に書かれている音符の動きや特徴、構造を見極めることで、
1 .自然な強弱の変化に気づく
2 .自然なルバートを音の動きの中で見つける
3 .音楽を躍動的にさせるためのアクセントを見つける
といったことができるようにすることである。
これらを行う上での根拠となる「音楽的法則」がいくつも存在し、リュシーメソッドではそれらを学ぶことができる。
冒頭でも書いたように、大事なことは自分一人で音符の変化を読み取り、それを音楽的法則に則って演奏に生かすということだ。これができるようになると自分の意思・意図が非常に明確な演奏になり、なおかつ超一流の演奏家達がどんなことをしているのかが手に取るようにわかるようになる。
一旦こうなってしまえば、音楽をすることの楽しみや喜びが数倍にも膨れ上がりそれがより高度な演奏をする大きな原動力になる、と僕は確信している。
(国立音大教育科卒指揮者鈴木彰久)
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1.音量のバランス(法則と表現法)
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[申し込み方法]
メールに住所、氏名、年齢、使用楽器、メールアドレス、スマホの電話番号を書いてこちらのアドレスBYS13711@nifty.comまでお送りください。
振り込み先はこちらからの返信メールでお知らせします。
リュシーメソッドについては下記ホームページをご覧下さい。
名演奏家の名言シリーズ4
カザルスの言葉
「単調さは音楽の敵である」
「技術、素晴らしい音響‥‥こういったものはすべて、ときに驚きを与えるーしかしそれだけでは不十分である。」
「ピアニッシモであるが、どの音も歌わねばならない!」
「チェロがこわれてもかまわない!今弾いている音楽に性格を与えるほうが、美しい音を出すよりも大切な事だ。」
[ホームページ]
名演奏家の名言シリーズ1
ホロヴィッツの言葉
「私は演奏の際に生命をかける。私の演奏は非常に明解なものだから、ミスをするとすぐに判る。音符を何のニュアンスもなく弾くだけだったら、私は一音もミスをしないだろう。でも私はそうはしない。完璧であるだけでは、完璧ではないのだ」
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リュシーメソッド理論編コラム9
フレージングの分析が終わった後に行うのがセクションと呼ばれるものの分析です。これでフレージングが完成します。
[セクション]
1つのリズムの中にリズムの断片と呼ばれる1音または数音のグループが使われることがあります。このグループのことをセクションといいます。このグループの終わりには中断と呼ばれるかすかな停止(間)が起こり、|の記号でその中断を表します。次にいちばんよく使われる法則を述べます。
[1]何度も繰り返される短い音型によるセクション。
[2]何度も繰り返される長い音と短い音でできた音型によるセクション。
[3]何度も繰り返される短い音と長い音でできた音型によるセクション。
次回からは理論編コラムは小休止して名演奏家の名言集を書こうと思います。
[ホームページ]