リュシーメソッドで得たもの

僕の弟子が書いた文章です。読んでみてください。 リュシーメソッドで得たもの 音楽を表現するということは具体的にどういうことなのか。 僕はそれをリュシーメソッドを通してはっきりと掴み、かつ、「自分一人の力」で実践できるようになった。 普通レッス…

音楽表現法オンラインレッスン

[音楽表現法オンラインレッスン] 表現のための法則があるなんて!! ホロヴィツやコルトーやラフマニノフが用いた画期的なリュシーメソッドの音楽表現法で指導力、演奏能力のレベルアップをはかってみませんか?受講者募集中!! [レッスン内容]1.音量のバラ…

名演奏家の名言シリーズ4

カザルスの言葉 「単調さは音楽の敵である」 「技術、素晴らしい音響‥‥こういったものはすべて、ときに驚きを与えるーしかしそれだけでは不十分である。」 「ピアニッシモであるが、どの音も歌わねばならない!」 「チェロがこわれてもかまわない!今弾いて…

名演奏の名言シリーズ3

「いいかい、君は常に意志(何かを表現しようとする意思)を持ちなさい」ホロヴィッツが14才のバレンボイムに語った言葉 [ホームページ] http://lussymethod.catfood.jp

名演奏家の名言シリーズ2

リストの言葉 「演奏してはならない、ピアノで歌わなければならない、いやむしろ語りかけなければならない」 [ホームページ] http://lussymethod.catfood.jp

名演奏家の名言シリーズ1

ホロヴィッツの言葉 「私は演奏の際に生命をかける。私の演奏は非常に明解なものだから、ミスをするとすぐに判る。音符を何のニュアンスもなく弾くだけだったら、私は一音もミスをしないだろう。でも私はそうはしない。完璧であるだけでは、完璧ではないのだ…

リュシーメソッド理論編コラム9

フレージングの分析が終わった後に行うのがセクションと呼ばれるものの分析です。これでフレージングが完成します。 [セクション] 1つのリズムの中にリズムの断片と呼ばれる1音または数音のグループが使われることがあります。このグループのことをセクショ…

リュシーメソッド理論編コラム8

[フレージング2] フレージングの応用編をここで説明しようと思います。フレージングには次の3つの形があります。 [1]通常の形 [2]エリプスと呼ばれる、前のリズムの最終音と次のリズムの開始音が重なった形。 [3]スディール、ジャンクション、ランプリサージ…

リュシーメソッド理論編コラム7

7.リズムを発見する為の法則(フレージングの法則)とリズム内部の3つのアクセント法則 まずリズムを発見する為の法則(4つのフレージング法則)を説明しようと思います。これらの法則によって今まで発見出来なかった(気づかなかった)リズムの塊を発見することが…

リュシーメソッド理論編コラム6

6.男性リズムと女性リズムの違いについて リズムが休止を伴うということは以前に書きましたが、リズムは休止の仕方によって呼び名が異なります。下例のように強拍で終わっているリズムを「男性リズム(男性終止のリズムとも言う)」、弱拍で終わっているリズム…

リュシーメソッド理論編コラム5

5.拍子とリズムの違い 拍子とリズムの違いとはいったい何でしょうか?簡単に言ってしまえば、拍子は下例のように「動的な要素、力の要素」によって発生し、リズムは「音の連続の中断、休止という要素」によって発生するということです。拍子は永遠に同じ運動…

リュシーメソッド理論編コラム4

4.リズムに属さない音 音楽の中にはリズムに属さない音というものがあります。リズムとリズムに属さない音の区別がつかないと演奏に混乱をきたす事になります。基本的には、音量的にリズムはリズムに属さない音よりは強く演奏されます。リズムに属さない音は…

リュシーメソッド理論編コラム3

3.音楽の中のリズム 今回はリズムの具体例を見ていきましょう。 上例の2小節づつの塊を「動いて止まる」塊として感じてみて下さい。そうすると1小節目が「運動」、2小節目が「停止」と感じられます。このように、音楽の中にはこのような塊がいくつもあってそ…

リュシーメソッド理論編コラム2

2.音楽リズムの定義 リュシーは自著の中で次のようにリズムを定義しています。「最終音が多かれ少なかれ休止の印象を与える音のグループ」私はもっと分かりやすいことばで次のように生徒達に説明しています。「動いて止まる一塊の立体的な運動体」この定義の…

リュシーメソッド理論編コラム1

1.音楽におけるリズムについて 音楽におけるリズムは現状をみる限りしっかりした定義がないようです。和声や形式には定義や理論があるものの、リズムにはありません。特に演奏表現のためのリズム理論となるとなおさらです。実はほとんど日本では知られていま…

リュシーメソッド代表稲森訓敏のプロフィール

稲森訓敏(いなもりのりとし) 1956年静岡生まれ。静岡県立静岡東高等学校卒、国立音楽大学作曲科卒、国立音楽大学大学院作曲科音楽理論専攻修了。作曲理論を島岡譲、小河原美子、作曲をトーマスマイヤー・フィーヴィッヒ、指揮を高田三郎、高階正光の各氏に学…

マティス・リュシーについて

マティス・リュシー(Mathis Lussy)は、1828年スイスのシュタンスで生まれました。12歳の時に父を亡くし、その後アベ・ブジンガーという音楽に精通した聖職者兼オルガニストに育てられ、彼に音楽への入門の手ほどきをしてもらいました。18歳の時に…

リュシーメソッドについて

私が音楽表現の研究に従事してからもう30余年になる。きっかけは大学時代に所属していた合唱団で故高田三郎氏に出会った事である。当時一流の演奏家の指揮など見たこともなかった私は、氏の指揮を見たときに衝撃を受けた。「これが命がけの指揮か!」と。…

リュシーメソッドブログ開設

リュシーメソッドのブログを開設しました。音楽表現法について色々書いて行きたいと思っています。興味ある方は是非ご覧になって下さい。 [ホームページ] http://lussymethod.catfood.jp